
きっかけは一つの記事だった
現代ビジネスに掲載された興味深い記事を読んだ。元警視庁捜査一課の佐藤誠氏による「刑事とメシ」についての記事だ。
記事によると、刑事にとって「安くて旨くて量があって、すぐに食えるメシ屋」を知っていることは、観察眼や粘り強さと並ぶ重要な能力なのだという。佐藤氏は「捜査と同じように、俺たちは店も足で探す」と語り、「旨いメシは刑事たちの張り込みの活力源であり、現場の連帯感を生む」と断言している。
この記事を読んで思った。
「これ、深夜ドラマになるんじゃない?」
なぜ深夜ドラマ向きなのか
- 渋い主人公像: 伝説の刑事が独特の哲学を持つキャラクターとして魅力的
- リアルな現場感: 張り込み中の食事、相棒との絆など、刑事ドラマならではのシチュエーション
- 実話ベース: 実在の元刑事というバックグラウンドが重厚感を生む
- グルメ要素: 安くて旨い店を「足で探す」という捜査的アプローチ
「孤独のグルメ」的な静かな食事シーンと、刑事ドラマの緊張感を融合させた作品になるはず。各話で事件を解決しながら、必ず「その店」で食事をする...というフォーマットが想像できた。
そこで、実際にドラマのプロットを書いてみることにした。
深夜ドラマ「刑事メシ」第1話
タイトル:「碑文谷の弁当」
主要登場人物
- 佐藤誠(58):元警視庁捜査一課の伝説の刑事。退官後も事件の相談に乗る日々
- 田中雄介(35):現役の碑文谷署刑事。佐藤の元部下で、今も師と仰ぐ
- 山本商店 店主(65):碑文谷の小さな弁当屋を営む頑固親父
あらすじ
導入(10分)
深夜2時。碑文谷警察署の会議室。若手刑事・田中が疲労困憊の表情で資料とにらめっこしている。連続空き巣事件の捜査は暗礁に乗り上げていた。
田中の携帯が鳴る。画面には「佐藤さん」の文字。
佐藤「田中、まだ署にいるのか?メシは食ったか?」
田中「いえ…コンビニのおにぎりで…」
佐藤「バカ野郎。それじゃ頭が回らねえ。今から行く。30分待ってろ」
第一の出会い(15分)
30分後、佐藤が現れる。手には大きな紙袋。
佐藤「ほら、食え」
袋から取り出されたのは、湯気の立つ弁当。発泡スチロール製の容器を開けると、その中身に田中は息を呑む。

山本商店の「刑事弁当」:
- ご飯はどんぶり1.5杯分、艶やかに炊き上げられている
- メインは厚さ2センチの豚ロースカツ。衣はサクサク、肉汁がジュワッと溢れる
- 副菜は肉じゃが、きんぴらごぼう、ほうれん草のお浸し、玉子焼き
- 漬物は自家製のたくあんと野沢菜
- 価格:650円
田中「これ…すごい量ですね」
佐藤「碑文谷駅から徒歩5分の『山本商店』。俺が若い頃から通ってる。店主の山本さんは元々、警察の食堂で働いてた。だから刑事の食い方を知ってる」
田中「食い方…ですか?」
佐藤「刑事は冷めてもうまいメシを食う。張り込みで何時間も経ってからかもしれない。だから山本さんの弁当は冷めても味が落ちない。カツの衣は厚めで肉汁を閉じ込める。ご飯は少し硬めに炊いて、時間が経っても団子にならない。何より、腹持ちがいい」
田中が一口食べる。目を見開く。
田中「うまい…本当に、うまいです」
佐藤「だろ?俺はな、刑事にとって『メシ屋を知ってるか』は重要な能力だと思ってる。安くて、早くて、旨くて、量がある。そういう店を何軒知ってるかで、捜査の質が変わる」
事件の核心(20分)
弁当を食べながら、田中は事件について語り始める。碑文谷エリアで続く連続空き巣。手口は巧妙だが、何か引っかかる点がある。
佐藤「で、お前は何が気になってる?」
田中「被害者の生活パターンです。みんな決まった曜日、決まった時間に留守にしてる。まるで…」
佐藤「観察されてたみたいだ、と?」
田中「はい」
佐藤「なら、観察できる場所はどこだ?」
佐藤が地図を広げる。そして、ある一点を指差す。
佐藤「この辺りのメシ屋を全部当たれ。特に、店の中から外が見渡せる場所。犯人は現場を下見してる。それも長時間な」
田中「長時間…そうか、食事を装えば怪しまれない」
佐藤「そういうこと。それに、犯人はこの土地に詳しい。じゃなきゃ、こんなに効率よく回れない。地元のメシ屋を知ってる可能性が高い」
捜査の展開(15分)
翌日、田中は碑文谷エリアの飲食店を回り始める。そして、ある定食屋で有力な情報を得る。
最近、いつも同じ席に座り、窓の外をじっと見ている男がいる。注文はいつも一番安い定食。食べるのは遅く、2時間近く店にいる。
防犯カメラの映像と照合すると、空き巣事件の日時と男の来店日時が一致。
山本商店再訪(10分)
逮捕後、田中は再び佐藤と山本商店を訪れる。今度は昼間だ。
店は小さな路地にある。間口2メートルほどの弁当屋。ショーケースには10種類ほどの弁当が並ぶ。
山本「おう、誠。久しぶりだな」
佐藤「山本さん、こいつが昨日の弁当で事件を解決したんだ」
山本「そうか。それは良かった」
山本は照れくさそうに笑う。
田中「あの、どうして『刑事弁当』って名前なんですか?」
山本「昔、警察の食堂で働いててな。刑事さんたちがどういうメシを求めてるか、見てきた。ボリュームがあって、栄養があって、冷めても旨い。それで独立した時、そういう弁当を作ろうと思ったんだ」
佐藤「山本さんの弁当を食って踏ん張った刑事は数え切れねえよ」
エピローグ(5分)
夜。佐藤と田中は碑文谷の路地を歩く。
田中「佐藤さん、どうして退官した後も、こうして現場に関わるんですか?」
佐藤「メシ屋巡りが趣味だからな。ついでに事件も解決する」
そう言って笑う佐藤。
佐藤「いいか、田中。刑事の仕事は足だ。足で稼いで、足で情報を集める。メシ屋も同じだ。自分の足で歩いて、自分の舌で確かめる。そうやって見つけた店は、お前の武器になる」
田中「はい!」
二人は夜の碑文谷を歩いていく。
ナレーション(佐藤の声)「旨いメシは刑事の活力源だ。そして、街を知る最高の方法でもある。次はどんな店を見つけようか。そして、どんな事件が待っているか…」
エンドクレジット
山本商店の調理風景。カツを揚げる音、ご飯を盛る手つき。弁当が次々と出来上がっていく。
店先に「本日の刑事弁当 完売」の札が掛かる。
深夜ドラマ「刑事メシ」第2話
タイトル:「新橋、立ち食いの絆」
主要登場人物
- 佐藤誠(58):元警視庁捜査一課の伝説の刑事
- 田中雄介(35):碑文谷署刑事。佐藤の元部下
- 黒木健一(42):警視庁捜査一課刑事。佐藤の元相棒
- 鈴木(68):新橋「そば処 鈴木」店主。無口で頑固
あらすじ
導入(8分)
早朝5時。新橋駅西口のガード下。サラリーマンたちが次々と電車に吸い込まれていく。
その雑踏の中、不自然にたたずむ二人の男。佐藤と黒木だ。
黒木「佐藤さん、もう3時間ですよ。そろそろ…」
佐藤「まだだ。来る」
二人が張り込んでいるのは、連続強盗殺人事件の容疑者。昨夜、目撃情報があった新橋エリアに潜伏している可能性が高い。
黒木「腹減りましたね」
佐藤「よし、飯にするか」
そば処 鈴木(12分)
佐藤が向かったのは、ガード下にある小さな立ち食いそば屋「そば処 鈴木」。
店は間口3メートルほど。カウンター10席のみ。厨房では無愛想な老店主・鈴木が黙々とそばを茹でている。
佐藤「鈴木さん、かき揚げそば二つ」
鈴木「…おう」
鈴木は佐藤の顔を見て、小さく頷く。
黒木「佐藤さん、ここは…」
佐藤「俺とお前が初めて組んだ時、最初に来た店だ。覚えてるだろ?」
黒木の表情が変わる。15年前、二人は新橋で詐欺事件の張り込みをしていた。
回想:15年前(10分)
フラッシュバック
当時43歳の佐藤と27歳の黒木。初めて相棒を組んだ日。
張り込み初日、黒木は緊張で何も食べられなかった。そんな黒木を佐藤が連れてきたのが、この「そば処 鈴木」だった。
佐藤(15年前)「いいか、黒木。張り込みは体力勝負だ。だが、腹を満たすだけじゃダメだ。速く食えて、消化が良くて、温まる。そういうメシを選べ」
黒木(15年前)「はい!」
カウンターに置かれたのは、かき揚げそば。

鈴木のかき揚げそばの特徴:
- そばは自家製麺。細めだが、しっかりとしたコシがある
- つゆは鰹出汁が効いた江戸前の辛口。色は濃いが塩辛くない
- かき揚げは直径12センチの特大サイズ
- 玉ねぎ、人参、三つ葉、小柱、海老が入っている
- 揚げたては衣がサクサク、つゆに浸すとしっとり
- つゆを吸ったかき揚げは、甘みとコクが増す
- 薬味はネギと七味
- 価格:450円(当時は380円)
佐藤(15年前)「立ち食いそばをバカにする奴がいるが、そいつは本物を知らねえだけだ。鈴木さんのかき揚げは、高級天ぷら屋にも負けねえ」
黒木が一口すすった瞬間、目が覚めるような出汁の旨味が口に広がった。
黒木(15年前)「うまい…!」
佐藤(15年前)「だろ?これから長い張り込みになる。この店を基地にするぞ」
その後、二人は毎朝この店でかき揚げそばを食べ、3週間の張り込みの末、容疑者を逮捕した。
現在に戻る
15年ぶりの味(15分)
カウンターに置かれた、かき揚げそば。
黒木「…変わってない」
佐藤「15年経っても、鈴木さんの味は変わらねえ」
二人は無言でそばをすする。
立ち食いそばだから、音を立てて食う。ズズッ、ズズッという音だけが響く。
黒木「あの時の事件、覚えてますか?」
佐藤「当たり前だ。お前が初めて容疑者を追い詰めた」
黒木「佐藤さんがいたから、踏ん張れたんです。それと…このそばが」
二人の間に、静かな空気が流れる。
その時、店の入口にフラフラと入ってくる男。疲れ切った表情、汚れたジャンパー。
佐藤と黒木の目が一瞬で変わる。
容疑者だ。
緊張の対峙(12分)
男は二人に気づかず、カウンターの端に座る。
男「…かけそば」
鈴木が無言でそばを茹で始める。
佐藤と黒木は、何食わぬ顔でそばを食べ続ける。だが、二人の間で無言のアイコンタクト。
黒木がゆっくりと携帯に手を伸ばす。無音で応援を要請。
男に出されたかけそば。男は震える手で箸を取る。
鈴木「…あんた、逃げてるのか?」
店内の空気が凍りつく。
男が顔を上げる。鈴木と目が合う。
鈴木「そばが不味くなる。食ってから考えろ」
男は、泣きそうな顔でそばをすする。
佐藤がゆっくりと立ち上がる。
佐藤「俺は元刑事の佐藤だ。隣は現役の黒木刑事。お前を連続強盗殺人の容疑で逮捕する」
男は抵抗しなかった。ただ、そばを食べ続けた。
男「…最後まで、食わせてください」
黒木「…ああ」
男が最後の一滴までつゆを飲み干すのを、佐藤と黒木は見守った。
逮捕後(8分)
男を応援部隊に引き渡した後。佐藤と黒木は再び鈴木の店に戻る。
黒木「鈴木さん、どうして分かったんですか?」
鈴木「…長いことこの商売やってりゃな。人の顔ぐらい分かる」
佐藤「鈴木さんも、足で商売してきた人だ。この街のことなら何でも知ってる」
鈴木「知らねえよ。ただ、うまいそばを作ってるだけだ」
鈴木は照れくさそうに背を向ける。
佐藤「鈴木さん、もう一杯いいか?」
鈴木「…かき揚げだな?」
佐藤「ああ」
再び三人の前に、かき揚げそばが並ぶ。
黒木「佐藤さん、この店がなかったら、俺は刑事を辞めてたかもしれません」
佐藤「バカ言え。お前は優秀な刑事だ」
黒木「でも、あの時のかき揚げそばがなかったら…」
佐藤「メシってのはな、ただ腹を満たすだけじゃねえ。相棒との絆を作るんだ。俺とお前は、このそばで繋がってる」
黒木の目が潤む。
黒木「…佐藤さん」
佐藤「泣くな。そばが伸びる」
二人は笑い、そばをすする。
エピローグ(5分)
朝7時。新橋の街が動き出す。
鈴木の店には、次々とサラリーマンたちが入ってくる。
佐藤と黒木は店を出る。
黒木「また、一緒に来ましょう」
佐藤「ああ。次は田中も連れてくる。あいつにも教えてやらねえと」
黒木「そうですね。次の世代に、この味を伝えないと」
二人は朝日の中を歩いていく。
ナレーション(佐藤の声)「立ち食いそばをバカにする奴は多い。だが、本物の立ち食いそばは、刑事の魂を支える。そして、相棒との絆を深める。鈴木さん、また来るよ」
エンドクレジット
鈴木が黙々とかき揚げを揚げるシーン。
玉ねぎ、人参、三つ葉、海老…一つ一つ丁寧に衣をつけ、油に入れる。
ジュワッという音。黄金色に揚がっていくかき揚げ。
鈴木の無愛想な顔に、小さな笑みが浮かぶ。
1クール全13話のタイトルラインナップ
元記事から着想を得て2話分のプロットを書いたところで、「これ、シリーズ化できるのでは?」と思い、1クール(13話)分の全タイトルを作成してみた。
全話タイトル一覧
第1話「碑文谷の弁当」
初回拡大60分スペシャル
伝説の元刑事・佐藤誠が語る「メシ屋を知ることは刑事の武器」。若手刑事・田中との出会いと、冷めても旨い弁当の秘密。
第2話「新橋、立ち食いの絆」
元相棒・黒木との15年ぶりの張り込み。かき揚げそばが繋ぐ二人の記憶と、容疑者との静かな対峙。
第3話「浅草の洋食屋、最後の約束」
30年前の相棒からの電話。「あの店で会いたい」。病に侵された旧友と、オムライスに込められた感謝。

第4話「上野の中華、真夜中の餃子」
24時間営業の中華料理店。連続窃盗犯を追う深夜の張り込みで、佐藤が若手に教える「待つことの意味」。
第5話「池袋の定食屋と新米刑事」
田中の後輩・新米刑事の山崎が初めての重大事件に直面。600円の生姜焼き定食が、挫けそうな心を支える。
第6話「神保町のカレー、父の味」
被害者の父親が営むカレー店。事件の真相を追う中で、佐藤は自分の父との記憶と向き合う。
第7話「銀座の寿司、誇りの一貫」
高級店ではない、立ち食い寿司。職人の矜持と、追い詰められた容疑者が最後に選んだ一貫の意味。
第8話「赤羽の焼き鳥、仲間の証」
捜査一課の同期会。佐藤、黒木、そして殉職した仲間を偲ぶ夜。煙と共に語られる、刑事たちの本音。
第9話「秋葉原の牛丼、スピード勝負」
時間との戦い。誘拐事件の72時間、刑事たちを支えたのは3分で食べられる牛丼特盛だった。
第10話「下北沢の喫茶店、若き日の誓い」
佐藤が新人刑事だった頃の店。今は娘が継ぐマスターの味。ナポリタンと共に蘇る、40年前の決意。
第11話「築地の朝メシ、市場の目撃者」
早朝5時の市場。海鮮丼を食べながら得た情報が、膠着した事件を動かす。街の人々との信頼関係の力。
第12話「渋谷の深夜食堂、刑事を辞めた男」
かつての部下が刑事を辞めた理由。深夜のラーメン屋で再会した二人が語る、それぞれの正義。
第13話「桜木町の中華まん、未来への一歩」
最終回拡大60分スペシャル
佐藤が初めて張り込みをした場所。田中に全てを託す日、冬の港で食べる肉まんが意味するもの。次の世代へ。
シリーズの設計思想
地理的バランス
東京の様々なエリアを網羅することで、「刑事は足で街を知る」というテーマを体現。碑文谷から桜木町まで、各話で異なる街の表情を描く。
料理のバリエーション
- 和食: 弁当、そば、寿司、焼き鳥、中華まん
- 洋食: オムライス、ナポリタン、カレー
- 中華: 餃子、ラーメン
- ファストフード: 牛丼、海鮮丼
価格帯は全て380円〜800円。「安くて旨くて早い」という刑事メシの基本を貫く。
物語の深化
- 前半(1-5話): 基本的な「刑事とメシ」の関係性を確立
- 中盤(6-9話): より深い人間ドラマへ(家族、仲間、時間)
- 後半(10-13話): 過去と未来、世代交代のテーマ
人間関係の構築
- 第1話: 佐藤と田中の師弟関係スタート
- 第2話: 元相棒・黒木との絆
- 第3話: 30年前の相棒との別れ(死生観)
- 第8話: 同期たちとの絆(殉職した仲間)
- 第13話: 次世代への継承で完結
放送スタイルの想定
放送枠: テレビ東京 金曜深夜0時12分〜0時52分
話数: 全13話(初回・最終回60分拡大)
ターゲット: 30-60代男性、刑事ドラマ・グルメ好き
オープニング:
- 渋い男性ボーカルによるブルース調の主題歌
- 東京の夜景と食事風景のモンタージュ
エンディング:
- 毎回、その回に登場した店の調理風景を無音で3分間流す
- 職人の手つき、湯気、音だけで「余韻」を残す演出
演出方針:
- 派手なアクションシーンは最小限
- 食事シーン、会話、張り込みの「静」を丁寧に
- 照明は暗めに、フィルムグレインを加えて映画的質感
- BGMは控えめに、環境音を活かす
あとがき
元記事「安くて旨いメシを食いたければ、刑事に訊け」から着想を得て、ここまで膨らませてみた。
第1話と第2話の詳細プロットを書いている時点で気づいたのは、この企画には「無限の可能性」があるということ。東京には無数の名店があり、刑事たちには無数のエピソードがある。そして何より、「メシ」という普遍的なテーマが、人間ドラマの核になり得る。
「孤独のグルメ」が一人の時間を描くなら、「刑事メシ」は絆を描く。 「深夜食堂」が店を舞台にするなら、「刑事メシ」は街全体を舞台にする。
派手なアクションではなく、静かな会話と食事シーンで見せる人間ドラマ。 それが深夜ドラマの醍醐味だと思う。
実際にドラマ化されたら、絶対に見る。 テレビ東京の深夜枠で、ひっそりと伝説になる予感がする。
「旨いメシは刑事の活力源であり、現場の連帯感を生む」
この一言が、すべてを物語っている。
制作スタッフ想定(妄想)
- 脚本: 古沢良太(『リーガル・ハイ』『コンフィデンスマンJP』)
- 演出: 是枝裕和(映画的な静謐な演出)
- 音楽: 菅野祐悟(『CRISIS』『半沢直樹』)
- 主演・佐藤誠: 遠藤憲一 or 光石研
- 田中雄介: 林遣都 or 磯村勇斗
- 黒木健一: オダギリジョー
関連企画(さらに妄想)
- 公式グルメガイド: ドラマに登場した(架空の)店のモデルとなった実在店舗を紹介
- スピンオフ: 「黒木刑事の捜査メモ」「田中刑事の新米日記」
- 続編: 第2シーズンは大阪・京都編?
最後に一言:
この記事を読んでくださった皆さん、もしテレビ局の方がいらっしゃったら、ぜひドラマ化をご検討ください。視聴率は期待できませんが、熱狂的なファンがつくこと間違いなしです。
そして、実在する立ち食いそば屋や弁当屋の店主の皆さん、いつもありがとうございます。あなたたちこそが、この街の、そして働く人々の活力源です。