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「人と被らない」大人のスニーカー決定版。Salomon・Onで実践するビジカジ差別化戦略

オールブラックの「On」が便利(イメージ)

ビジネスシーンでのスニーカー通勤が当たり前になり、街は「黒スニーカーを履いた男性」で溢れています。しかし、適当に選んだスニーカーでは、あなたのビジカジスタイルは埋もれてしまうだけです。

30代・40代の大人が選ぶべきは、単に楽な靴ではありません。TPOを守りつつ、快適で、一目置かれる一足です。

本記事では、あなたのスニーカー選びを劇的に変える3つの「大人のファッション論」に加え、品格を維持するための実践的な流儀を解説します。

 


 

1. TPO適応論:「革靴の代わり」を選ぶ3つの黄金律

ビジネスシーンでスニーカーを履く際の最大の課題は「品格を保つ」ことです。これを解決するのが、「革靴の代替品としてのスニーカー」という考え方です。

 

黄金律1:オールブラックを選ぶ

セットアップやスラックスに最も馴染むのは、やはりオールブラックです。ソールまで黒いモデルを選ぶことで、足元が引き締まり、革靴に近い品格を保てます。

 

黄金律2:レザーまたは上品な素材を選ぶ

布やメッシュ中心のランニングシューズはカジュアルすぎます。アッパーにレザー(本革・合成皮革)が使われたモデル(例:adidas Stan Smith Decon)や、目の詰まった上品な生地のモデルを選びましょう。これにより、ジャケットやシャツとの統一感が生まれます。

 

黄金律3:機能性を品格で包む

快適性は現代のビジネスマンの実用的なマナーです。見た目の品格を保ちつつ、防水性(WP)や軽量性といった機能性を内包しているモデル(例:On Cloud 5 WP)を選ぶことで、移動の快適さや急な天候変化に対応します。

 


 

2. 差別化戦略:「玄人(クロート)感」で一線を画す

大人のファッションにおけるおしゃれは、単に流行に乗ることではなく、「知識と意図に基づいた選択」によって生まれます。「人と被らない」一足を選び、ファッションへの知見を示しましょう。

 

定番を避け「ルーツ」で選ぶ

HOKA、Salomon、Merrellといったアウトドアやランニングのルーツが明確なブランドを選びましょう。彼らが持つ「最高のギア」としての背景が、説得力のあるスタイルを生みます。

差別化ブランド なぜ選ぶべきか?
Salomon (サロモン) テック系ファッションのアイコン。Quicklace™システムや頑丈なContagrip®ソールは機能性へのこだわりを示します。人気が定着した今、XT-6 EXPENSE LTRなどのレザーモデルで差別化を図りましょう。
Merrell (メレル) 「人と被らない玄人向け」筆頭。ライフスタイルライン「1 TRL」から、GORE-TEXとVibramソールを組み合わせた最新モデル(例:SPEED ARC 3)を選ぶことが、「知識に基づいた選択」となります。

 

定番ブランドは「通(ツウ)」な選択で

もし定番を選ぶなら、誰もが選ぶモデルは避け、「なぜそれを選んだか」という知識を伴わせましょう。New Balanceであれば、単なるUSA製だけでなく、レザー使いが上品なUK製モデルを選ぶことが、クラフトマンシップを理解している「大人」の選択です。

 


 

3. ハイブリッド活用論:シーンの境界を溶かす実用性

現代のファッションは、ビジネス・カジュアル・アウトドアの境界が曖昧になっています。この境界を越えた「ハイブリッドアイテム」を使いこなすことが、大人のスタイルに幅を持たせます。

 

快適性と品格を両立したハイブリッド

  • クッショニング系ハイブリッド: HOKAの分厚いソール(BONDI 9など)は、長距離移動の快適性と、セットアップに合わせられるデザイン性を両立します。

  • スニーカーローファーの台頭: 革靴のローファー型とスニーカーの高性能ソールを組み合わせたアイテムがトレンドです。これは「品格と快適さ」を妥協しない、現代のビジカジを象徴するアイテムと言えます。


 

実践編:品格を維持する大人の流儀(メンテナンスとソックスのTPO)

最高のビジカジスニーカーを選んでも、履き方と手入れを間違えれば品格は失われます。最後に、大人が徹底すべき実践的な流儀を確認しましょう。

 

1. スニーカーは「革靴」として扱え:メンテナンス論

汚れたスニーカーは、どんな高級モデルでも品格を失います。特にオールブラックモデルは、汚れよりもくすみが目立ちやすいため、手入れが重要です。

  1. 日々のブラッシングを習慣に:帰宅後、必ず馬毛ブラシなどで表面の埃や軽い汚れを落とす癖をつけましょう。これだけで、汚れの定着を防げます。

  2. 新品時の防水スプレーは必須:防水・撥水モデル(Onなど)でなくても、新品時に防水スプレーをかけることで、汚れの付着を防ぎ、手入れを劇的に楽にできます。

  3. レザーにはクリームを:レザーアッパーのモデルは、革靴用のクリーナーやクリームで手入れをすることで、光沢が維持され、品格を長く保てます。

 

2. 細部の美意識:ソックス(靴下)のTPO

スニーカーファッションにおける靴下は、スタイル全体の印象を大きく左右する重要な要素です。

  • ビジネスシーン:スラックスと同系色のロングホーズ(ふくらはぎ丈)を選び、肌を絶対に見せないのが基本です。

  • 休日・差別化:SalomonやHOKAなどのテック系スニーカーを履く際は、あえて白や差し色のスポーツソックスを合わせることで、ルーツであるアウトドアやスポーツテイストを強調できます。

 

3. フィッティングの重要性

メーカーによって木型(ラスト)が大きく異なるため、必ず店頭で試着し、自分の足に合ったモデルを選ぶことが、大人の快適性には欠かせません。オンラインで購入する場合も、一度試着できるルートを確保しましょう。

 


 

今回紹介した論に基づき、あなたのスニーカー選びを変えてみましょう。快適さと品格を両立させた「最強の一足」が、あなたのビジネススタイルを格上げしてくれます。