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【タイカップ】ムーマナオ味ってどんな味?タイのインスタント麺完全攻略

食欲をそそるタイのインスタント麺(イメージ)

「カップヌードルタイカップ」という耳慣れない言葉に心を惹かれたあなたへ。それは、驚くほど多様で、食欲をそそるタイのインスタント麺の世界への最初の招待状かもしれません。タイ料理が持つ複雑で奥深い味わいは、実は手軽なインスタント麺の中にも凝縮されています。

この記事では、単なる腹ごしらえを超えた、タイのインスタント麺の魅力を余すことなくご紹介します。

 


タイ日清が生み出す、現地の味の競演

私たちが最初に足を踏み入れたのは、「カップヌードルタイカップ」の世界。これは、日本の日清食品がタイで製造・販売している現地版カップヌードルの総称です。日本の「カップヌードル トムヤムクンヌードル」も素晴らしいですが、タイにはさらに個性的で、五感を刺激するフレーバーが揃っています。

例えば、一口食べれば南国気分に浸れるような、濃厚なトムヤムクリーミー味。あるいは、甘酸っぱく、ほんのりピリ辛なピンク色のスープが特徴のイェンタフォー味。さらに、豚肉とライムの爽やかな酸味が食欲をそそるムーマナオ味や、誰もが親しみやすい豚肉の旨みが凝縮されたミンスドポーク味など、多様な味わいが楽しめます。

これらのタイ日清製カップ麺は、日本でも一部の輸入食品店や、Amazonなどのオンラインストアで手軽に手に入ります。

 


国民を魅了する「MAMA」の揺るぎない存在感

タイでは「インスタント麺=ママー」(イメージ)

タイのインスタント麺市場を語る上で、決して外せないのが「MAMA(ママー)」というブランドです。その市場シェアは驚異の50%以上を誇り、タイでは「インスタント麺=ママー」とまで言われるほど、国民の食生活に深く根ざしています。

1972年に誕生したママーは、日清食品がタイに本格的に進出するずっと以前から、その地位を確立してきました。なぜこれほどまでに愛されるのでしょうか?

  • 歴史と信頼: 長年にわたり培われた信頼と、タイの人々にとっての「安心の味」。

  • 手の届く贅沢: 非常に手頃な価格でありながら、タイ料理のエッセンスを凝縮した満足感のある味わい。

  • 多彩な国民的フレーバー: トムヤムクンはもちろん、豚ひき肉の旨みが広がるムーサップ、ライムとハーブが香るムーナムトックなど、まさに「タイの食卓の定番」を網羅しています。

ママーは、タイの食を支える「母」のような、揺るぎない存在なのです。

 


「Wai Wai」が紡ぐ、麺と味の新たな発見

ママーの圧倒的な存在感の陰に隠れがちですが、もう一つ注目すべきブランドが「Wai Wai(ワイワイ)」です。ワイワイは、ママーとは異なる独自のアプローチで、タイのインスタント麺市場に多様性をもたらしています。

その最も大きな違いは、麺の食感にあります。ママーがしなやかな麺が主流なのに対し、ワイワイは少し硬めでコシのある、独特の歯ごたえ(หนึบ: ヌープ)を持つ麺が多いのが特徴です。中には、麺に味がついており、お湯を注がずにそのままスナックのように砕いて楽しめるユニークな製品も存在します。

また、フレーバーの面でも、ワイワイはよりスパイシーでパンチの効いた味や、タイ東北部の郷土料理にインスパイアされた、個性豊かなラインナップを展開しています。例えば、汁なし麺の「パッキーマオ味」は、刺激的な辛さと香りが特徴で、辛いもの好きにはたまらない逸品です。

 


五感を刺激する、タイインスタント麺のフレーバー図鑑

タイのインスタント麺は、味の多様性が魅力(イメージ)

タイのインスタント麺の魅力は、そのフレーバーの多様性にあります。ぜひ一度試してほしい代表的な味をご紹介します。

  • トムヤムクン味: 酸味、辛味、甘味、ハーブの香りが織りなす複雑なハーモニー。クリアなスープとクリーミーなスープ、ぜひ両方を体験してみてください。

  • ムーナムトック味: ライムの爽やかな酸味とハーブの香りが際立つ、豚ひき肉サラダ風の斬新な味わい。

  • グリーンカレー味: ココナッツミルクのまろやかなコクと、青唐辛子の刺激が絶妙に融合した、深い旨み。

  • ヤムイェンタフォー味: 魅惑的なピンク色のスープが特徴。甘酸っぱく、ほんのり辛い、唯一無二の風味が楽しめます。

  • ムーサップ(豚ひき肉味): 豚肉の優しい旨みが口いっぱいに広がる、安心感のある定番の味わい。

  • パッキーマオ味: 汁なし麺の代表格。魚醤の旨みとバジル、唐辛子が効いた、刺激的でやみつきになる一品です。

タイ流アレンジで、お家が「タイ屋台」に変わる魔法

茹で卵、豚肉、パクチー、ライムなどを加えると、見た目もアップ

タイのインスタント麺は、それだけでも十分美味しいですが、ちょっとした工夫で、まるでタイの屋台で食べるような本格的な味わいに進化します。

  • 具材の追加: 茹で卵、豚肉(ひき肉や薄切り肉)、エビ、イカ、もやし、パクチー、ネギなどを加えるだけで、栄養価も見た目もグッとアップ。

  • フレッシュな香りの魔法: 食べる直前にライムをキュッと絞ったり、ナンプラーを数滴垂らしたりするだけで、香りが引き立ち、驚くほど本格的なタイの味に近づきます。

  • 辛さの調整: 辛いものが得意でない方は、付属の唐辛子粉を少なめにしたり、牛乳やココナッツミルクを加えてマイルドに調整するのもおすすめです。

さあ、あなたの「タイの味」を見つけに出かけよう!

専門店なら、大久保エリア(イメージ)

タイのインスタント麺は、まさに味の宝庫。日本でも様々な場所で手に入れることができます。

  • オンラインストア: Amazon.co.jp楽天市場などの大手ECサイトでは、豊富な種類のタイインスタント麺が販売されています。「タイ インスタント麺」「MAMA カップ麺」「Wai Wai 袋麺」といったキーワードで検索してみてください。

  • 実店舗: カルディコーヒーファーム成城石井のような輸入食品店、またはイオンイトーヨーカドーといった大型スーパーの国際食品コーナーでも見つかることがあります。

  • アジア食材専門店: もし都内にお住まいなら、大久保エリアはまさに宝探しができるスポットです。「アジアスーパーストアー」(新宿区大久保1-8-2 シャルール新宿 2階)のような専門店では、日本ではなかなかお目にかかれないような、さらにディープなフレーバーにも出会えるかもしれません。

ぜひ、この魅力あふれるタイのインスタント麺の世界に飛び込み、あなただけの「お気に入り」を見つけてみてください。一口食べれば、きっとタイの風を感じるはずです。